極上問題3

極上問題1~5
極上問題3
$$ \begin{aligned} &\text{次の式を満たす自然数}(x, y)\text{ の組を求めよ。}\\[6pt] &\qquad\sqrt{27x}+\sqrt{18y}=\sqrt{8xy}\\[6pt] \end{aligned} $$
解答
$$ \begin{aligned} &\text{与式より、}\\[6pt] &\qquad 3\sqrt{3x}+3\sqrt{2y}=2\sqrt{2xy}\quad\cdots①\\[6pt] &x, y\text{は自然数だから、}\sqrt{2xy}≠0\text{ なので、①の両辺を}\sqrt{2xy}\text{ で割ると}\\[6pt] &\qquad 3\sqrt{\frac{3}{2y}}+3\sqrt{\frac{1}{x}}=2\quad\cdots②\\[6pt] \\[6pt] &\sqrt{\frac{3}{2y}}、\sqrt{\frac{1}{x}}\text{ の少なくとも一方が無理数であった場合、}\\[6pt] &\text{左辺が無理数、右辺が有理数となり②を満たさない。}\\[6pt] \\[6pt] &\text{よって、}\sqrt{\frac{3}{2y}}、\sqrt{\frac{1}{x}}\text{ はどちらも有理数なので、}\\[6pt] &\qquad x=m^2, y=6n^2  (m,n \text{ は自然数})\quad\cdots③\\[6pt] &\text{と表すことが出来る。}\\[6pt] \\[6pt] &\text{これを②に代入して、}\\[6pt] &\qquad \frac{3}{2n}+\frac{3}{m}=2\\[6pt] &\qquad 3m+6n=4mn\\[6pt] &\qquad 4mn-3m-6n=0\\[6pt] &\qquad mn-\frac{3}{4}m-\frac{3}{2}n=0\\[6pt] &\qquad (m-\frac{3}{2})(n-\frac{3}{4})=\frac{9}{8}\\[6pt] &\text{両辺を8倍して、}\\[6pt] &\qquad (2m-3)(4n-3)=9\quad\cdots④\\[6pt] &m, n\text{は自然数なので、}2m-3, 4n-3\text{はそれぞれ-1以上、1以上の}\\[6pt] &\text{自然数である。}\\[6pt] \\[6pt] &よって④式を満たす2m-3と4n-3の組み合わせは、\\[6pt] &\qquad (2m-3,4n-3)=(1,9),(3,3),(9,1)\\[6pt] &これらを解いて、\\[6pt] &\qquad (m,n)=(2,3),(3,\frac{3}{2}),(6,1)\\[6pt] &m,nは自然数なので、\\[6pt] &\qquad (m,n)=(2,3),(6,1)\\[6pt] &これらを③に代入することによって、求める自然数(x,y)の組は、\\[6pt] &\qquad (x,y)=(4,54),(36,6)\\[6pt] \end{aligned} $$

今回の問題も懸賞問題用として作成したオリジナル問題です。

ただ極上問題1や2のように、「解けたと思わせて実は不正解という問題を作る」というコンセプトではありません。

単純に「解けそうでなかなか解けないような問題にしたかった」というのが正直なところです。

ところがこちらの予想は大きく外れ、参加者の50%以上は正しい答えを出していました。

ただ、正解は2組しかないという議論がしっかりと言及されている答案はありませんでした。

懸賞問題参加者が、「正解は2組しか存在しないことをどのように示すのか」というのが、実はこの問題の裏テーマとなっていました。

私の解答は上に示した通りなのですが、決してそれが最適だとは思っておらず、「もっと良い方法があるのでは」と今でも思っています。

もっとエレガントな解法があればぜひ教えていただきたいです。